遅延型フードアレルギーとは?グルテンフリー生活は意外と楽しい
グルテンフリーというワードが浸透しているかたわらで、「遅延型フードアレルギー」も話題になっています。筆者もそうです。
ちなみに、筆者の食物アレルギーはこちら。
突然のアレルギーで人生鼻くそになったような感じですが、グルテンフリー生活をかなり楽しんでいます。
この記事は、遅延型フードアレルギーやグルテンフリー生活について気になる人が多いのでまとめました。
専門的知識がなくともすぐにわかるので、最後までお付き合いください。
遅延型フードアレルギーとは?
食物アレルギーには、「即時型」と「遅延型」の2種類があります。
即時型は、原因となる食べ物を摂取してからすぐに起こります。症状は、蕁麻疹や生死にかかわるアナフィラキシーショックが一般的です。
これに対し、食べ物を摂取して数時間~数週間後に発症するのが遅延型フードアレルギー。
症状は人によりさまざまで、下痢や胃痛など内側の症状からニキビや湿疹などの皮膚症状もあります。
症状の特定が難しいので、眠気や慢性疲労もこの遅延型フードアレルギーからきている可能性があるというわけです。
即時型と遅延型の共通点
この2つの共通点は、「治療のやり方」のみです。
遅延型フードアレルギーは分かないことだらけで、完治したと思ってもまた発症するケースもあります。
ですが、即時型とおなじで何度発症しても、治療法は"原因となる食べ物の除去"です。
筆者が除去している食べ物は「小麦・麦・バナナ」の3種類で、ひたすら除去をしては検査をしての繰り返しとなります。
遅延型フードアレルギーの検査
即時型のアレルギーと違い、 遅延型フードアレルギーの検査は容易ではありません。
医療機関でのアレルギー検査は、「IgE抗体」という免疫反応を調べます。
遅延型の場合は、IgE抗体を調べても反応が薄かったりとアレルギーか特定できないので、「IgG抗体」を調べます。
遅延型フードアレルギーは、最近急速に広がりはじめました。それゆえ、医療機関で検査をおこなっているとこは少ないのです。
さらに、保険適用外のため自由診療となります。平均額は、3万~4万前後とかなりお高め。
ネットにも、遅延型フードアレルギーの検査キットが販売されていますが、そちらも3万ほどかかります。
ですが、体調不良や精神的不調がなかなかよくならない場合は、コスパがかかりますが検査をしてみるべきです。
遅延型フードアレルギーは複雑で、検査キットだけでは根本的な原因がわかりません。
検査後に陽性だった場合は、原因を特定するためにも皮膚科や内科を受診してくださいね。
グルテンとは?
大流行りの「グルテンフリー」ですが、そもそも「グルテン」とはなにか。
麩質(ふしつ)ともよばれるグルテンは、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるたんぱく質の1つです。
小麦・麦アレルギーはグルテンに反応していることが多いようで、必然的に抜かなければなりません。
アナフィラキシーが起きるほど重症ではないのですが、アレルギーのため原因の食べ物を普段から除去しています。
なかでも、さまざまな料理に使われている「小麦」の除去は大変です。
調味料のほとんどに使われていますし、揚げ物を作るときの必需品「小麦粉」は水分とあわせることでグルテンが生成されます。
ですので、多くの人が大好きな揚げ物や粉物が食べられません。
外食はどうしているのか
特定原材料等27品目のうち、「乳・卵・小麦」にアレルギーがある場合は外食が困難となります。
ですが、困難となるだけであって決して外食ができないわけではありません。
最近では、アレルギーっ子に対応している低アレルゲンメニューが多いので、外食のときにそちらを食べます。
嬉しいことに、筆者の住んでいる市の近くには"米粉専門店"があります。大阪市内にもあるので、コロナがおさまったら開拓する予定です。
おとな用の低アレルゲンメニューはまだ少なく、子ども向けにつくられたものですが、味も美味しくおとなでも気軽に食べられます。
量が少ないのが難点ですが、ご飯を大盛りにしたり食後のアイスで補えるので満足です。
グルテンフリーは意外と楽しい
グルテンフリー生活をいざ始めてみると、案外楽しくなっています。一番の理由は、すぐれなかった体調が良くなったからです。
ぜんそくやストレスで蕁麻疹がでていたのですが、小麦アレルギーといわれグルテンを抜いたところ症状が改善しました。
どうやら小麦の成分グルテンは、日本人の体と相性が悪いようです。
体調がすぐれない人は、1週間ほどグルテンフリー生活をしたら治まるかもしれません。
もう1つは、料理が面白いことです。小麦には米粉などの代替食品があり、それらを使って気になる料理をかたっぱしから作っています。
普段から自炊をしていましたが、アレルギーになってから手間を増やした料理で楽しんでいます。
最近は、お菓子作りというかパンケーキを極めようと試行錯誤中です。できたら記事にしようと考えています。
まとめ
- 数時間から数週間で発症
- 症状は人により違う
- 外食はできる
遅延型フードアレルギーは誰しもがおこりうるものです。毎日おなじ食べ物を摂取しすぎても、突然アレルギーになります。
おとなのアレルギーは子どもと違い、年月が経つごとに治るものではありません。体調不良や皮膚疾患などの治りが遅い場合も、疑ってみましょう。
グルテンフリーに関しても、これからさらに発展していきます。
筆者も、グルテンフリーの料理や生活についてさまざまな記事を執筆していくので、今後も長くお付き合いください。